「インフルエンザにかかると高熱が出る」というイメージが一般的にあります。
ですが、実際には、熱がほとんど上がらない例もみられ、周囲へうつさないためにも注意が必要です。
それでは、熱の出ないインフルエンザの特徴や受診の目安などをチェックしていきましょう。
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目次
熱の出ないインフルエンザの症状
熱の出ないインフルエンザにかかった場合、せきや鼻水、頭痛、全身倦怠感、関節痛、食欲低下など風邪に似た症状が出ます。
そのため、自宅で市販の風邪薬を飲むなどの対処をしてしまいがちですが、インフルエンザの症状は長引く傾向にあるため、流行りの季節はきちんと病院へ行くようにしましょう。
インフルエンザの検査で陽性と出ない場合も?
「熱はないけれどインフルエンザかもしれない」そう思って病院へ行ったのに、検査が陰性になるケースがあります。
インフルエンザの検査は、綿棒でのどをぬぐいウィルスの有無を確認するのですが、発症から12時間以内に受診してしまった場合、ウィルスの数が少なく陰性となってしまう場合があるんです。
検査結果が陰性の場合、インフルエンザであっても抗インフルエンザ薬を処方して貰うことができません。そのため、体調に変化を感じた場合は半日程度様子をみてから病院へ行くと良いでしょう。
ではそもそもインフルエンザがどこから体に侵入するのか知ってますか?知っておくと対処もしやすいのでしっかりと確認しておきましょう。
インフルエンザは体のどこから侵入する?
インフルエンザウィルスは、粘膜から体内へと侵入します。
インフルエンザに感染している人間の咳やくしゃみで周囲へウィルスが飛散した場合は、その空気を吸い込むことで、体内へウィルスを取り込んでしまうでしょう。
空気だけでなく、電車のつり皮や手すり、テーブルなどにインフルエンザウィルスが付いていた場合、手指にもウィルスがついてしまいます。この手で目を擦ったり、唇に触れたりしてしまった結果、インフルエンザへ感染してしまう例が多くみられています。
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どんな予防方法が効果的?
熱が出なくても辛いインフルエンザの症状。予防するためにはどの方法を選ぶのが良いのでしょうか?
よく聞かれる予防法は本当に効果があるのか、一つひとつ確認していきましょう。
手洗い
手指につきやすいウィルスを洗い流せる手洗いは、インフルエンザ予防に効果的です。
インフルエンザのシーズンは街のいたるところにインフルエンザウィルスが蔓延しているため、帰宅時だけでなく、外出先でもこまめな手洗いを心がけると、インフルエンザにかかる可能性が低くなるでしょう。
うがい
日ごろから、インフルエンザ対策のためにうがいを行っていませんか?
うがいは風邪やインフルエンザの予防になると言われていましたが、現在うがいは厚生労働省も効果が無いと認めているため、この方法は該当しないんです。厚生労働省の啓蒙ポスターからもうがいが外されています。
こまめな水分補給
インフルエンザウィルスは粘膜に付着してから、20分程度で体内へ侵入します。この侵入前のウィルスは簡単に水で流すことができるため、20分おきに水分を摂ることで喉からのインフルエンザ感染を防げます。水分補給ができない場合は、つばを飲み込むだけでも効果があると言われています。
マスク
マスクでインフルエンザを完全に予防するのは難しいと言われています。マスクにはどうしてもすき間ができてしまい、簡単にウィルスが侵入してしまうからです。
人の多い職場で働いている、人混みに出かける、インフルエンザの家族の看病をする、という場合はマスクをつけることで、うつる可能性を減らすことはできるでしょう。
使用後のマスクにはできるだけ触れないようにし、すぐにゴミ箱へ捨てた上で、すみやかに手洗いを行うことも重要です。
加湿
ウィルスは湿度に弱く、また粘膜を守るためにも、加湿はインフルエンザ予防に有効です。湿度50%以上を意識して、加湿器を置いたり、濡れタオルや洗濯物を干したりといった対策を行いましょう。
クレベリン
室内の空間を除菌してくれる大幸薬品のクレベリン。二酸化塩素分子の力で、インフルエンザウィルスの感染を抑制するという研究結果も出ています。
少し高価ですが、置いておくだけで様々なウィルスを除去し、消臭効果やカビ抑制効果が得られますので、インフルエンザシーズンは家庭に常備しておくと安心です。
さいごに
かかってしまうと長く辛い時間を過ごすことになるインフルエンザ。
予防だけでなく、シーズン前に予防接種を打っておくことも大切です。
ご紹介した対策も大事だと思いますが、そもそもそれ以前に栄養バランスの良い食事や睡眠をしっかりとるなど、心身ともに健康でいられる生活習慣を心がけると、よりインフルエンザを予防できるでしょう。
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